- 鍼灸はどのような病気に効くのですか?
- 1996年にWHO(世界保健機構)は、鍼灸が適応する49の疾患を発表しました。また、アメリカやイギリス、ドイツなど諸外国でも鍼の効果や有効性が認められています。ただし、病気の性質や患者さんの状態、年齢、服用薬、罹病期間、刺激に対する反応などにも個人差もあり、一概にその効果を語れません。当鍼灸院では、病気の治療というよりも、患者さんの苦痛のある部位や弱点となっている部分を探し出し、是正することを治療の主眼においています。身体の状態を整え、回復力(自然治癒力)が養われることで、病気や症状の改善を促します。
- 鍼は痛くないですか?
- 当鍼灸院では、0.1~0.2mm程度(髪の毛ほどの細さ)の鍼を使用しています。鍼刺激の感じ方は個人差が多いですが、心地よい刺激をすることを心がけています。不快に感じたときには、遠慮なく担当者にお伝えください。
- 鍼やお灸で、何か副作用がありますか?
- 治療後、だるさや眠気が出現することがあります。また、まれに不快な症状の出現や苦痛が少し強くなったように感じることがありますが、これは刺激による循環の変化や過剰な反応の結果と思われます。その多くは一時的なものですので、様子をみてください。ご心配の場合には、担当者にご連絡ください。
- どれくらいの期間、頻度で通院したらいいですか?
- 病気の性質や患者さん一人ひとりの状態により異なります。初回の治療が終了したのちに、今後の治療(通院回数や頻度)について説明します。また、ご自宅でのお灸の方法などもお教えします。
- どんな服装で治療に行けばいいですか?
- 服装については、裾や袖が締まったものやワンピースのように着脱のしにくいものは、なるべく避けてください。なお、当鍼灸院で治療着も用意しています。
- 妊娠中でも鍼灸治療が受けられますか?
- 妊娠に伴うさまざまな症状に鍼灸は利用されており、特に悪阻(つわり)、逆子などには積極的におこなわれることがあります。時期を考慮しながら、注意深く治療をおこないますが、通院にあたっては主治医の許可を得てください。
- 保険証は必要ですか?
- 当鍼灸院の鍼灸治療は自費診療となるので、保険証は必要ありません。